猿楽寺の由来

猿楽寺とは

教義の根本

当宗は八宗兼学の単立本山です。仏教が日本に伝来した当時の様々な諸宗諸学派を研鑽する姿勢を保持しているものです。
聖徳太子以来、南都六宗の奈良仏教と平安仏教の天台宗・真言宗を合わせた八宗を本に、伝教大師最澄の開山した仏教総合大学比叡山延暦寺から派生した鎌倉仏教を合わせて研鑽し、一切衆生悉皆成仏を祈願し三界万霊に対する供養心を啓蒙することを基本とします。

八宗の八は数字の八ではなく末広がりに学び続ける意味と意思を持ちます。同様の兼学寺院に東大寺、四天王寺、善光寺、華厳寺などがあります。

本尊

法華経観世音菩薩普門品に現れた十一面観世音菩薩です。
十一面観世音菩薩は観世音菩薩三十三変身の内、六道の修羅として現れながらも衆生救済を念願するものです。
よく衆生の瞋恚の心に寄り添い、その背景にある恐れや不安、病苦、困難、逆境、困窮などから起こる瞋恚の心を慰撫救済するもので、仏を頭頂に頂いた菩薩です。

開山由来

鎌倉の天台宗古刹杉本寺の住職をしておられた静川慈考師が、仏教発祥の地インド及びスリランカ、タイを巡り上座部仏教の法王位を授かり、大乗経の天台宗と合わせ単立本山猿楽寺を開山いたしました。
猿楽とはジャータカ(本生譚)に現れる慈悲と勇気の心を体現する釈尊過去世の猿王に由来します。

猿楽寺の
概要

八宗兼学単立本山
宗教法人 猿楽寺
所在地
〒241-0033 神奈川県横浜市旭区今川町54-5
電話番号
045-461-9136
業務時間
3月~10月 9:00~17:00
11月~2月 9:00~16:30
休業日
年末年始 12月28日より1月6日
台風、積雪等自然災害の発生時は臨時休業する場合があります。
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